老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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柿の秋、寂しい秋。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

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富有柿、1個を写真に撮るのは、難しいですよ。 

 

私「富有柿は少し硬いやつが旨い」

家人「富有柿は、軟らかくなっているのが

美味しい」

 

 

私「最近の太秋柿は、もっと硬いものが旨い」

 

 

家人「昨年、太秋柿の熟したものを食べた。

あれは美味しくなかった。熟して軟らかいものは

富有柿の方が美味しい」

 

 

柿の世界も競争が激しい。

太秋柿の方が好まれて、様子が変わって来ている。

 

 

知り合いの柿園は、富有柿のほとんどを太秋柿

したと言う。

 

 

若い人は、太秋柿を好んでいるそうだ。

 

 

***

どの食べ物でも、流行りすたりが激しくなってきた。

ラーメン、餃子、焼きそば、最近ではうどん。

 

 

食べ物の多様化と言えば、カッコイイが

グルメ、グルメとメディアが叫んで

のせられている、そんな気もする。

 

 

ゆっくりと味わって食べていないような

気がしてならない。

 

 

***

熟し柿と言うものがある。

見かけることが少なくなった。

 

 

好みによるけれど、あれは苦手である。

食味以前のことであるが、あれはプヨプヨで

軟らかい。

 

 

皮が破れて中身が流れ出してくる。

始末に負えない。

熟し柿の好きな方から、嫌われてしまう。

 

 

ここまで、書いたが消去しようかと思った。

嫌われることを書いても仕方がない。

 

 

しかし、消去すると頭の整理が上手く

行かない。

続けて、すべてが出来上がつて消去を

検討することにした。

 

 

じゅくし柿。

熟し柿。

熟柿。

漢字で書けば、熟し柿柿にならないのか。

いつも気になっている。

 

 

家人「何言ってるんだい、じゅくし柿は

じゅくし柿で良いんだよ、理屈ではないよ」

私「そうかあ、いつも気になっているんでな」

 

 

あの軟らかい柿は、お年寄りが好んで

いたような気がする。

 

 

昔は、歯がないお年寄りが多かった。

その為に、軟らかいものが好まれたのだろう。

ワシたち二人の老老も、もつと年をとれば

きっとあんなになるだろう。

 

 

家人「あんたは、絶対にそんなになります

私が保証します」

 

 

私「残り歯のすくないからだろう、保証せんでも

いいわい」

 

 

家人「丁寧な歯磨きをお願いします、いつまで

1割保険が続くかわかりませんからね」

 

 

残り歯が少なくて風通しが良いなど強がりを

言われなくなってきた。

 

 

寂しい秋です。

 

 

***

家人「干し柿作りは止めてしまって正解でした」

私「ここ数日、超暖かったからだろう」

 

 

家人「そうですよ、カビが生えてますよ」

私「真夏日が続いた、こんなことは

なかった気がする」

 

 

家人「孫たちも、大きくなって干し柿

欲しいと言って来なくなりました

潮時ですね」

 

 

干し柿作りを止めたことが、正解と言われても

潮時だと言われても、手持ち無沙汰である。

 

 

なんだか、寂しい秋です。

 

 

***

私「ところでな、店には太秋柿は売っていないか」

家人「太秋柿干し柿は、聞いたことがないですよ」

 

 

私「わかっとる、タネが欲しい」

家人「富有柿なら冷蔵庫にありますがねえ」

私「その富有柿と、太秋柿のタネを植えたい」

 

 

昔から、甘柿のタネで育てても渋柿しか

出来ないと言う。

 

 

本当かなあ、と疑っている。

タネをまいて育てて食べてみたい。

 

 

家人「桃クリ3年、柿8年と言いますが

実がなるまで、達者でしょうかねえ」

私「平均年齢からだと、あんたは大丈夫

ワシは間に合わない

 

 

家人「寂しい話です、止めましょう」

 

 

どうも今年の柿は、寂しい秋になった。

 

 

では、また明日。

 

 

柿の秋。

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