老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

昨日今日、生き残ったもの、消えゆくもの。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

***

生き残ったもの。

 

 

昨日見たテレビの喫茶店、ネルと言う布製の

ドリッパーにコーヒーの粉を山盛りにして

ほんの少しづつお湯を上からそそいでコーヒーの

雫が下から出てくるのを待っていた。

 

 

ポタリ、ポタリ。

雫が止まると、またお湯をそそぐ。

 

 

ポタリ、ポタリ。

再び雫が続くのを見ている。

 

 

ゆっくりと濾過すると美味しいコーヒーになる。

マスターはそう言った。

 

 

いやはや、気の長い話だ。

参ったね。

 

 

ワシもコーヒー大好き人間で60年ほど

飲んでいる。

もう、歴史があると言っても良いほどだ。

 

 

でも、そんなに念入りのマスターには

お目にかかったことがなかった。

 

 

お客さんは、女性が2人。

御常連で待たせることは承知の上。

 

 

それでも、45分ほどたつと遅いわねと

言っている。

結局、出来上がるまでに1時間かかった。

 

 

女性2人のおさんは さすがに

美味しいと言った。

 

 

ネルのドリッパーに山盛りのコーヒーの粉。

その、頂点からお湯をそそぐ。

 

 

そんなマスターならば、コーヒー豆

焙煎の度合い、粉を引くなども入念に

やっていると思う。

 

 

この調子だからね。

一日、15杯も作るのが精いっぱいだと、言った。

 

 

よくもまあ、こんなやり方で店が

続けられたものだ。

ごくごく少量の販売をやって耐えて来た。

 

 

本当にこの店を愛してくれる人たちが

支えてくれた。

 

 

***

消えゆくもの。

 

 

それに引き替え今日のニュースでは

レナウンが破産手続きへと書いてあった。

 

 

これも昔、レナウン娘又はワンサカ娘と

言われたレナウンCMソングで一躍有名

になった。

 

 

1961年 小林亞聖

ワンサカ娘。

 

 

これを歌った歌手も多い。

かまやつひろし

デュークエイセス。

渡辺トモ子、ジェリー藤尾

シルヴィヴァルタン。

ヒデとロザンナ

セルスターズ。

関西学院フォークグループ。

久美かおり。

アン・ルイス その他。

 

 

ドライブウェイに春が来りゃ

イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、

イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、

 

プールサイドに夏が来りゃ

イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、イェイ、

 

いいわ

オシャレでシックなレナウン娘が

わんさか、わんさか

わんさか、わんさか

 

イェーイ、イェーイ、

イェイ、イェイ。

 

秋と冬 省略。

 

いまだに、この軽快なリズムと歌が

耳に残っている。

 

 

誰かがレナウンの小さい事業とこの歌を

引き受けて続けてくれないものだろうか。

 

 

では、また明日。

 

 

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