お米のとぎ汁、何に使うの。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
蕃茉莉の花は、春から咲き続けました。
家人「お米のとぎ汁が、欲しいのかい
畑を止めたのに、何に使うの」
野菜を作っている時は、有用微生物(EM)を
使いお米のとぎ汁を発酵させていた。
もちろん、野菜の肥料に使う。
この発酵液は、野菜作りの仲間に
好評だった。
病気で体力がなくなって畑は止めた。
お米のとぎ汁は、いらなくなった。
***
それが、突然欲しいと言ったので
驚いていた。
私「メダカに使うんだよ」
家人「お米のとぎ汁を餌にしたら
メダカは死んでしまうよ」
私「いいや、ゾウリムシ(草履虫)の
餌にする」
家人「なんだね、ゾウリムシとは
なんだか汚い名前だなあ」
私「ゾウリムシは、水中生物で
プランクトンより少し大きい」
家人「それで、メダカの餌なんだ」
私「そうだよ、特に生まれたての
メダカの針子は1センチ以下で小さい
ゾウリムシは0,1ミリ針子の口に合う」
家人「針子のお馳走か」
私「野生のメダカは、これが常食のようだ
ご飯の代わりなんだろう」
***
今は、圃場整備などの工事で池や小川と
田んぼが直接つながらないようになった。
当然、メダカやその他の水生動物は
姿が見られなくなった。
田んぼに水があり稲が育っている姿は
自然そのものに見えるが、すでに
水生動物の母親、ふところの役目は
終わっている。
目に見えない所で、生き物は
淘汰されている。
しかし、稲作や野菜作りは自然の
ままが理想なのだが収量を
あげるためには
仕方がないところでもある。
メダカは絶滅危惧種のリストに
あげられている。
その地域の固有種すでに
全滅したものもある。
人間の食料を得ることが最優先なのだが
滅びゆく生き物との共生をもう少し
考慮したいものだ。
***
家人「どんどん増やして池や川に
放せば良いよ」
私「それは、駄目なんだよ」
家人「どうしてさ」
私「育てているのは、観賞用に改良された
メダカなんだ、これは外来種と
言っても良い」
家人「日本古来のメダカではないんだね」
私「何とか、池や川に保護地域を設けて
保護したいものだねえ」
各地でやってはいるが、まだまだ少ない。
***
家人「ところでね、家は無洗米なんだよ
お米のとぎ汁は出来ないのよ」
私「えーっ、無洗米かあ、お米のとぎ汁は
無理だなあ」
家人「安心しな、誰か友達のところで
もらうから明日で良いだろう」
私「心配させやがって」
では、また明日。
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