老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

タネなしブドウは、芽が出ないよ。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

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 只今、干しブドウを作成中、ただ置いているだけ。

 

今年は、超暑い。

今までの夏で一番ではないだろうか。

 

 

家人「こんなに暑いときにブドウのタネを

まいたって、芽は出ないと思うがね」

私「そうだろうかねえ、土の中は煮える

ような暑さだろうね」

 

 

家人「涼しくなって、タネまきするのが

よろしいんじゃ、ございませんか」

私「しかし、このままだと干しブドウに

なってしまう」

 

 

家人「干しブドウになってもタネは大丈夫」

 

 

***

このブドウは自家製である。

 

 

と言っても、誰も構わないほったらかしで

水前寺菜と岡ワカメに挟まれ、折り重なった

繁みのなかで、1房数粒を見つけた。

 

 

葉っぱをかき分けるようにして、実が落ちないように

そっと収穫した。

この1房だけあった。

 

 

味はもうわかっている。

食べない前にわかっている。

超酸っぱい。

去年も、その前の一昨年も味を確かめた。

 

 

だがタネが欲しい。

我慢して食べることにした。

もし、干しブドウ状態になったら美味しいかも。

 

 

***

昔、野菜作りをしていた。

 

 

生ごみを微生物で発酵させて、肥料に変える。

うまくいくと、優秀な肥料になる。

この生ごみの中から、ブドウが発芽した。

 

 

それを、家の裏に移植した。

数年たって実がなった。

自家製のブドウである。

美味しいだろうと期待した。

 

 

ところが、期待外れだった。

超酸っぱかった。

 

 

***

家人「ピオーネや巨峰のタネをまいたほうが

楽しみですよ、何なら買ってきますよ」

 

 

私「生ごみの中で生まれたからなあ」

タネが発芽する楽しみはあるが、育てて

苗にしても引き取り手は見つからない。

 

 

酸っぱいブドウを植える人は居ない。

そうなれば苗の処分に困る。

 

 

私「ほら、皮ごと食べられるブドウがあったなあ

あれのタネが良いなあ」

家人「ああ、あれねえシャインマスカットだね

しかし、あれはタネなしだったよ」

 

 

家人は友達と、ホテルのビュッフェに行って

食事をした。

その後のデザートに、この皮ごと食べられる

ブドウがあって食べた。

 

 

タネは、なかったよ。

そう言う。

 

 

私「ほう、皮も食べられてタネもないのか」

家人「美味しいブドウだったが、タネなしだよ」

 

 

私「仕方がない、苗が欲しいよ」

家人「タネなしで苗が出来るの」

 

 

私「接ぎ木や挿し木で増やしたのでは・・・」

 

 

世の中は、進歩している。

蘭の世界では、新しい芽の生長点を細かく切り

培養して苗を作る技術があるそうだ。

 

 

もしかして、タネなしブドウはこの技術で

育てたものかと思った。

 

 

では、また明日。

 

 

追記

近所のおばちゃんの話し。

昔、ブドウ園で働いた。

 

 

デラウェアと言うタネなしのブドウは

実が小さいときに、ホルモン剤に漬ける。

これでタネなしになる。

 

 

1房、1房漬けて回る仕事は

大変だったよ。

 

 

シャインマスカットも 

このやり方かもしれないなあ。 

 

 

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