茗荷の花、梅雨明け、セミが鳴く。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
家人「あんた、茗荷の花が咲いているよ」
3日前、梅雨の晴れ間ならぬ梅雨の曇り間。
家人「洗濯物が乾かない、せめての間
外に干すよ」
私「この曇り日では、効果がないだろうよ
だが室内に干すよりはマシか」
居間でタブレットを触っていた。
写真をとろうと立ち上がったところに
雨が降り出した。
そうだ、洗濯物だ。
玄関まで行って手伝った。
手伝うと言っても、玄関の中で洗濯物を
受け取って居間に運ぶだけ。
しかし、写真のことはすっかり
忘れてしまった。
翌日は通院日で車の中で茗荷の
花のことを思い出した。
病院から帰ったら写真を撮ろう。
心に決めた。
***
今年初物の茗荷の写真を撮り忘れた。
家人「あんた大丈夫かい、ボケたんと
違うか」
冗談交じりにそう言う。
茗荷の花はあった。
雨続きのせいだろう。
きれいに開いたものはなかった。
家人が指さすところは
いくつも満開していた。
茗荷の葉裏にセミの抜け殻がある。
まわりを見ると数個あった。
うん、これだけ出れば梅雨明けになる。
他にも壁にふ化中があった。
幸運に当たったようだ。
ブログに使える。
セミの抜け殻を集めた。
理由はない、ただなんとなく。
朝早くから鳴き声がうるさくなる。
茗荷の風味は、独特である。
この香りと味に出会うと夏が
来たと思う。
子供時代は、婆ちゃんが「余計に食べると
ボンクラになる」そう言った。
クラスでいつも一番の女の子は、茗荷を
食べなかったからだろうと思った。
あの人は、今も頭の良いおばあちゃんに
なっているだろうか。
茗荷の花が咲き、梅雨が空けて
それを待っていたセミが一斉に鳴く。
夏はもうそこまで来ている。
では、また明日。
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