老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

岐路、もう故郷へ帰ろう。

おはようございます。

KZZ(久留米のじじい)であります。

 

 

もう、あきらめようか。

「帯に短し襷に長し」とは、このことかと思った。

 

 

今度で、5軒目の下見である。

部屋数は4、それに物置。

 

 

平屋で庭は手ごろの広さ。

少しの野菜作りも出来る。

 

 

景色は、祖母、傾きの山が見える。

少し高いところで、足元の向こうには川が見える。

 

 

手ごろで、良いところだ。

そう思った。

 

 

***

空き家で5年は経っている。

 

 

しかし、仏壇と物置が片づけていない。

少し、悪い予感がする。

 

 

今まで、下見をした家でこういう状態だと

暮らしの都合で、都会に行っている。

 

 

将来は、帰ってくる。

 

 

ゆずることはできないし、貸してくれる

こともない。

 

 

今見ている家は好条件だが、今回の下見も

駄目になるのかも。

 

 

仲介の人に、打診を頼んで、そこを後にした。

 

 

私「もう、下見はあきらめよう」

家人「どうします、あきらめて帰りますか」

 

 

故郷は、筑後平野のど真ん中。

 

 

今住んでいる竹田は、すぐ目の前が山に

囲まれている。

 

 

盆地みたいなところで、どの道も町に入るのに

必ずトンネルをとおる。

 

 

それに比べると、筑後平野は広い。

見渡して、山並みははるかに遠い。

 

 

日本の3大平野と言われるところだ。

 

 

あとの2つが何処であるかもう忘れた。

どちらが良いかって。

 

 

退職間際のころは、山に囲まれた九重山

近いところが絶対に良い。

 

 

ここに住もう。

もうすぐ退社だ。

 

 

それまでに、家を探す。

住み着く。

 

 

二人でそう考えて、探したが決まらなかった。

 

 

今回の下見が、あきらめかげんに時に

気に入った家である。

 

 

私「うん、これが手に入らなければね」

家人「そうしますか」

 

 

久留米には、土地がある。

若い時代に無理をして手に入れた。

 

 

土地を持っていることは、安心感がった。

 

 

***

故郷へ帰る。

そう決定することは簡単だった。

 

 

家人も私も、ただ平坦な広い筑後平野育ちだから。

帰ろうと決めた故郷が、一番気持ちが良い。

 

 

そんな気持ちの切り替えは、すんなりと出来た。

 

 

やはり、生まれ育った故郷と言うものは

偉大だと思った。

 

 

帰ったら、まず最初に家を建てることに取り組もう。

 

 

遠縁にあたる大工の棟梁が、俺に任せなと言った。

 

 

その一言で家を建て、25年近くなった。

 

 

あの時、 久住のすそ野で暮らしていたら

どうだったんだろう。

 

 

いまでも、時々思い出す。

 

 

では、また明日。

 

 

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