老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

やれやれの、一日だった。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

 

こんな日が、ありますよね。

 

 

えっ!お宅はないですか。

うちだけの話しかも。

 

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花が少なくなった、これも最後のひとつ。

 

家人「あんた、知らないかい」

少し、遠慮がちに聞いてきた。

 

 

顔が、真面目だった。

私「なにがだい」

 

 

家人「いえねえ、預金通帳が見つからない」

 

 

「ほら又、どこかに入れ・・・」言いかけようとして

取り止めにした。

 

 

この「忘れた」と言う言葉から、始まると

あまり良い一日にならない。

 

 

本能的に、言葉が止まった。

 

 

一息ついて

 

 

私「それでさ、いつもは何処に入れているんだね。

そこを、もう一度探そうよ」

 

 

ていねいに言った。

やつは、気が立って少し慌てている。

 

 

家人「誰かが盗んだ、お金はもう引き出されている」

私「印鑑も一緒かね」

 

 

家人「それは別に入れている、持ってるよ」

私「では、お金は大丈夫だよ、安心しな」

 

 

少し、ホッとしている。

 

 

ワシのカンは、鋭い。

 

 

他の、新しい置き場所を作って、そこになおしている。

こういう形は、前にもあった。

 

 

数回はあった。

 

 

あまり、大きな声では言えんが、ワシも

「ど忘れ」がある。

 

 

入れ違いだとか、入れ忘れとかね。

 

 

見っかった時は

わたし「アレ、こういうところになおしていたのか

覚えがないなあ」と、とぼけざるを得ない。

 

 

二人共に、後期高齢者になって以来

こういうことが増えた。

 

 

まったく、井上陽水が歌っている通りだよ。

さがしものは、なんですか」ってね。

 

 

私「落ち着こうよ、どの通帳だね」

 

 

家人「定期にしてあるやつ、12月が満期だと

思って確かめようとしたがね」

 

 

私「他に入れるバックはないかねえ」

家人「それも見たけどねえ」

 

 

視線が、鏡の横のポーチで止まった。

 

 

家人は、何かが気持ちに、引っかかった。

すぐに、寝室に行った。

 

 

あった。

 

 

結局、新しく買ったポーチに入れてなおしていた。

そのポーチのことを、そっくり忘れていた。

 

 

見つかって良かった。

やれやれ、だった。

 

 

ブログ友の「ど忘れ」の文にコメントを出した。

 

 

家人の「ど忘れ」に付き合った。

年を取れば、仕方がないよ。

ボケにならなければ、それで良いよ。

 

 

ブログ友の返事は、きっと☆が5個だと思う。

 

 

では、また明日。

 

 

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