訪問看護の日、看護士さんがきた。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
シャコバサボテンの初花、２段咲きで先端が伸びる。
訪問看護の日だった。
フッと思った。
病気のことや病院のことは
いろいろとブログに書いた。
でも、訪問看護のことは
書いていなかった。
ブログは、もう少しで１年になる。
ブログの題材が、切れかかっている。
しめしめこれだ。
渡りに船とはこのことだろう。
女性の看護士さんがきた。
女性の看護婦さんと書いても
良かった。
ただねえ、セクハラだと言われるのはいやだ。
だから、女性の看護士さんと書いた。
「今日の調子は、いかがですか」
これは、いつものとおりの言葉。
訪問看護のスタッフ６名の全員が
皆、来るたびに同じ問いかけをする。
マニュアル又は取り扱い説明書に
書いてある通りに、話しているのだ。
もし、それが取扱説明書であれば
ワシは、患者ではない故障した商品だ。
たぶんそうなんだろう。
だから、取り扱い注意と書いてあって
赤線で枠囲みになっている。
このことを、たずねて見ようか。
そう思ったが止めた。
笑いを誘うか、もしくはボケが
入ったかと疑われる。
どちらになるかわからん、止めとこう。
あとで、家人に叱られるはめになる
可能性も、じゅうぶんにある。
笑いと、狂いは、紙一重だ。
今日の看護婦さんは、しばらくぶりで
ご無沙汰だった。
久しぶりだ。
物忘れが多いワシなのだが
前に来られたことがある。
それで、顔は覚えている。
しかし、名前が出てこない。
家人も、どうも同じようなことで
名前を、思い出せないようだ。
困った顔をしている。
私「１カ月もの間をあけて
来ないからだ」と、言おうとした。
そのやさきに、様子がわかったようだ。
「〇〇ですよ、忘れていたでしょう」と笑う。
私「いや、考える時間が短かった」
目で見て、脳みそに伝わる
そこで判断して、口に伝える。
年寄りは、この信号がヨタヨタしている。
もう少し、時間をかければ
あなたの名前が出てくるよ。
その人は、笑った。
「どれだけ時間が、あれば良いのですか」
私「うん、正月過ぎまで」
家人も、その人も大笑いをした。
家人「冗談は、それまでだよ」
いつも、こんな風だからと謝っている。
マッサージが始まる。
手は休まずに、家人とおしゃべりを始めた。
ベテランである。
このマッサージを受けていると
気持ちが良くなって、眠たくなる。
男性の、トレーナさんだと
こうはならない。
同じような力加減なのだが
どこかが違う。
いつぞやは、本当に眠ってしまった。
「姿勢を変えます」というのが
「終わりました」に、きこえた。
私「ありがとうございます」
「ご苦労様」と言った。
家人と、看護婦さんは大笑いした。
家人「まだ途中だよ」
そう言って２人で笑い続けた。
今日は、ねむらない。
笑われたくない。
マッサージが終わると、嬉しそうに言う。
「今日はこちらで、おわりです」
あとは、帰って患者さんの今日の
データを入力するだけ。
これが、もう１軒回るとなると
すごく疲れます。
お茶を出し、チョコを２粒出す。
１個は、ここで食べてもらって
もう１個は、車の中でどうぞ。
夕食の時間がまだ先で
それが助かりますと言った。
２粒のチョコが、好評である。
どうせ朝のコーヒーの友は
同じチョコだから、お安い御用だ。
車の中で食べますと言って
１粒をポケットに入れて、立ち上がった。
今度は、近いうちに来るんだよ。
名前を忘れる前にね。
そう言うと
玄関ざきで、笑いながら帰った。
では、また明日。
ランキングに参加しています。
クリックをよろしくお願いします。
