もう帰ろうよ、皆無事だろうか。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
久住の南斜面のすそ野で暮らしたい。
幾つかの空き家を見た。
ここなら住めると言う、決断が
つかなかった。
家の持ち主も、いざゆずると言う
段階になると
ご先祖様からの土地家屋だと言い出す。
会社の退職は、誕生、結婚の次で
第3の人生のスタート。
ここで、滞った。
退職と言うレールはもう敷かれた。
変更は出来ない。
***
故郷に帰ろう。
そこに家を建てて暮らそう。
幸いと家を建てる土地は、そこに
持っている。
久留米の南端の方。
暮らすには、便利が良い。
念願の野菜作りは、畑を借りる
ことにした。
後継ぎがいない。
そう言う耕作放棄地はあった。
野菜作りで、自然は出来るだけ壊さない。
農薬は、化学肥料を使わない。
生ゴミを微生物で発酵させて肥料にする。
私にできるエコロジー。
ここから微生物とのお付き合いが
始まった。
有用微生物群(EM)である。
生活に役立っている微生物の幾種類かを
共存させたもの。
培養、発酵と言う作業で生ゴミが
立派な肥料になる。
しかし、微生物は生きている。
条件をきっちりと守らないと
思うように発酵してくれない。
そこが、面白いところでもある。
微生物を使用した肥料で野菜作りをする
グループに参加した。
インストラクターの資格を得て
講習をした。
他のグループの立ち上げの応援もした。
幼稚園の野菜作りのお世話もした。
***
家人も昔からの発酵食品に
興味があって
梅干、ラッキョウ漬けから
スタートした。
発酵食品も結構種類が多い。
色々と作っていたが、その季節次第で
出来上がりが変わる。
泣いたり笑ったり。
福岡の甥っ子が経営する店にも出した。
野菜作りも、発酵食品も「おいしい」と
言われることが一番嬉しいし
励みにもなる。
その言葉がいただけるから、続けられた。
それも、20数年間たつと、体力が
伴わなくなる。
75才の後期高齢者と言うのは
その節目だった。
そこからが、新たな第4の人生の
スタートとも言える。
野菜作りも、家人の発酵食品作りも
これを境に終わった。
***
家人「あのとき、久住に暮らしていたら
今ごろはどうなっていたでしょうかねえ」
今度の水害は、大分もひどい。
竹田は川に囲まれている。
家人「もう少し様子を見てから
電話してみますよ」
あの頃、お付き合いがあった人達は
無事であってくれたら良いが。
やれやれ、今日もまた梅雨前線が
近づいてくる。
では、また明日。
ポチッとをいただけると
嬉しいのであります。