今年初めての蝉。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
昨日は線状降水帯が張り付いたままで
筑後川の水位が氾濫レベルになりました。
大雨洪水警報レベル4が何度も出ました。
お年寄りの早期避難の要請もあったのですが
小高い所で水の心配はありません。
娘「家から1歩も出ちゃいかん」
2人と猫のモコは、ご命令を守りました。
クマゼミさんです。
今年、始めて見ます。
ワシワシと鳴く、うるさいやつです。
正式の名前はクマゼミ。
出てきたのが少し早かったのか
弱弱しい。
気が短くて、せっかちなのでしょう。
***
学校の先生が教室で
「おや、セミが鳴いているねえ」
と話した。
子供たちは、一斉にしゃべりだして
騒然となりました。
もうだいぶ前から鳴いているよ。
鳴いているのは、チーチーセミだよ。
あれは、公園の桜の木にいるよ。
幹の色と同じで見つかりにくいよ。
良く見ないとわからないよ。
日曜日に朝早く公園に行くと、低いところに
止まっているから、捕まえやすい。
「セミが鳴くと梅雨は開ける」
じいちゃんがそう言ったよ。
セミは地面から出て来て、木を登って
殻を脱いでセミになるよ。
***
先生は、みんなが話すことを黒板に
書いていました。
ひとあたり、みんなが話して
静かになります。
先生は、みんなよく知っているねえ。
そう言って、理科の本を出して話します。
セミの卵は木に産みつけられて、幼虫になり
地面に降りて、土に穴を掘り7年間もそこで
くらします。
初めて聞く話で、真面目に聞いています。
話しが終わると、みんなは又しゃべり
始めました。
***
これからアブラゼミが出てくるよ。
鳴き声は、キリキリだ。
それから、ワシワシ。
鳴き声がうるさい。
桜の木には、何匹もとまっている。
カラスが来てくわえて行った。
1匹が鳴き止むと、全部鳴き止む。
朝早くだと、低いところにいるから
捕まえられる。
逃げる時は、おしっこをかける。
ラジオ体操の時は、もう鳴いている。
話しは、とぎれてきます。
先生は、これも黒板に書いていました。
最後に、自分が知らなかった話を
ノートに書きましょう。
今日の理科の時間は、これで終わります。
先生、秋になるとツクツクボウシも出ます。
みんなは、ウンウンとうなずいていました。
***
この先生は、知識は体得する。
その場所に行き、観察する。
そんなことを理解してもらいたかった。
子供たちと一緒に理解する。
この先生が、一番印象に残っています。
ずいぶん昔のことだから、ゆっくりと
勉強していました。
学校の池の周りで、オタマジャクシ、カエル
メダカを見ていたこともあります。
学校横の小川にみんなが入って、網やざるで
魚を採ったこともあります。
コブナ、メダカ、小さいエビなど。
バケツに入れて、名前の勉強でした。
それがおわると、放流しました。
秋には、取り入れ 間近かの田んぼに行き
イナゴ、バッタを追いかけ、女子は花を
摘んでした。
先生は、お米の話しをしました。
子供たちの質問に丁寧に答えていました。
***
このことが、私の自然観のおおもとに
なりました。
この年齢になって、良かったと
納得しています。
では、また明日。
ポチッとをいただくと
うれしいのです。