あいつが元気なら、負けられん。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
なんとか姿が・・・
娘「爪が切りにくくなった、そうなの」
私「年を取るとな、爪が変形してきたよ」
娘「爪切り専用のニッパーでもダメなの」
私「ある程度使えている、それがどうした」
娘「爪を削るやつ、買ってこようか」
私「バレンタインのチョコレート代わりか」
娘「まあそう言うことでいいや」
年を重ねるごとに、手足の爪が厚くなってきた。
たぶん、2枚爪とか巻き爪ということだろう。
爪切りではダメになり。
針金を切るニッパーを使った。
これがダメになり。
爪切り専用のニッパーで、なんとか切っている。
年よりの成長は、進行しないと言うが
相変わらず、頭髪、ひげは伸びるし爪も伸びる。
まだ若いってことだ。
そう言うと、家人は笑っている。
そのうえに「棺桶の中でも伸びるそうだよ」と
皮肉を言う。
そんな訳で、爪を削るものが通用するなら
楽になる。
むかし、歌があった。
家人「あれは爪をかむのは止めましょう」だろうよ。
そんな捨て台詞で、庭の掃除に出て行ってしまった。
***
私「ところで、今朝の新聞に書いてあった」
家人「孤独とどう向き合うか、のことかえ」
私「そうだよ、しばらく前まで一人暮らしは
会話がない、それで認知症になりやすい
そんな風に言われていた」
家人「高齢者指南本が盛況としてあったね」
私「きっと、高齢者が多すぎて手が回らなくなった」
家人「だから、自分で立ち向かえ、かねえ」
ここでも、戦後ベビーブーム生まれの私たちや
団塊の世代の人たちをマーケットにしている。
介護を商売につなげるかと思うと、今度は自立しろ
とか言って、本を売りつける。
漂流する高齢者層なるものが、存在するものかねえ。
病院と薬と、健康保険。
これだけで、あとはいらないよ。
それより、年寄りむきのテレビドラマを
作って下さい。
案外、高視聴率になるとおもうがねえ。
そのドラマは、ガーンと見ごたえがあればいいよ。
家人「無理だろうよ、味のある役者は無くなってきた
役者不足じゃあねえ」
***
人間てのは、長く生きるとそれなりの知恵が
回るようになる。
この地域は、年寄りだらけになった。
なんとなく、顔見知りになる。
なんとなく、挨拶をかわす。
なんとなく、おしゃべりをする。
そう言うふうに、つながっていく。
世間様、暮らしが出来上がる。
だれが、どうした。
だれが、病気だ。
だれが、施設に入った。
こんな消息付きの、情報が回ってくる。
声の回覧板だよ。
たわいのない話が、元気のもとになっている。
お互いに、長生きくらべだよ。
「あいつが元気なら、負けられん」だね。
では、また明日。
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