老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

「ささいなつらぬき」

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

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北向きの窓辺の水仙は、透けて見える美しい。

 

 

子供が、好きになる物事の芽を

親がつんでしまっている。

 

 

子供は、興味を持ちながら成長する。

 

 

親は、本来このことを伸ばして

やることが、育てると言うことなのだが

なかなか気づかない。

 

 

「それは、駄目」の言葉で、伸びる芽を

摘み取っていないか。

 

 

***

「ダンゴ虫のフンに秘密」と言う

ニュースがあった。

 

 

「ダンゴ虫は、なぜ丸くなるの」

から始まった。

 

 

おじいちゃんとおばあちゃんにたずねた。

 

 

しらんなあ、わからんなあ、の言葉が

きっかけになった。

 

 

「僕が調べてあげるよ」

 

 

ここから、スタートした。

ダンゴ虫とワラジ虫を飼って育てた。

 

 

科学コンクールで、県代表になった。

 

 

弟の飼っている、ナメクジとの比較した。

ダンゴ虫には、カビが生えない。

 

 

ダンゴ虫の糞が、カビを防いでいる。

 

 

高2年になって、島根大でDNAを調べる。

これまで、インド洋だけの菌と特定。

 

 

文部大臣賞を受賞。

 

 

アメリカで開催の、国際学生科学フェアに

日本代表として参加する。

 

 

偉い。

 

 

自分の好きなことを、ここまで持続できる。

 

 

これを続けられた環境。

 

 

見守った家族も偉いと思う。

 

 

ワシは、何も捕まえなくて過ぎて来た。

 

 

何かを掴んで、一生懸命そのことに打ち込む。

 

 

そう言う生き方に、今さらながら渇望する。

 

 

家人「人生で、そんなもん掴もうなんて

簡単なものじゃあないよ」

 

 

私「わかっとる、それでもそうなりたがった」

 

 

家人「思い方ひとつだよ」

言いながら新聞を差し出した。

 

 

***

新聞のコラムには

「ささいなつらぬき」としてある。

 

 

「他人から見れば、とるに足らないもので良い

一生かけて守り続ければ、自分にとっては

大きな力になる。幸田文

 

 

何を続けたのか。

「ふきんを汚くしておかない」

 

 

***

会社勤め、野菜作り、病気、ブログを書く。

暮らして行くものが変わった。

 

 

たどり着いたものが、ブログだと思う。

 

 

子供時代に、好きな物事を見つけそれを続ける。

ワシには、なかった。

 

 

暮らしの糧を、稼ぎに行く。

少しでも良い野菜を食べる。

 

 

病気で、三途の川の手前で引き戻された。

 

 

病気の次に何をするか、書く事。

身の回りのことを書く事。

 

 

それをブログのせる。

 

 

やっと「ささいな、つらぬき」を

見つけたようだ。

 

 

80才直前の子供が、好きな事を見つけた。

 

 

***

このための自分の時間。

先は長くはない。

 

 

丹念に書き続けよう。

ブログにのせよう。

 

 

では、また明日。

 

 

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