年末だなあ。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
モコの毛についてきた、虫ではない種子のようだ。
なんとなく、テレビを見ながら
新聞を、読んでいる。
いや、違った。
テレビは、声だけが聞こえている。
年末になった。
この1年の、終わりのころに使う言葉は
いろいろあるが、ほとんど無意識で使っている。
毎年のことだからね。
***
私「師走の師は先生のことかねえ」
家人「少し違う、きっとお坊さんのことだよ」
1年の最後の月になった。
なんとか、暮らすことが出来た。
ご先祖さんのおかげだ。
仏壇を掃除をしよう。
お坊さんに、お礼のお経をあげてもらおう。
お寺のシステムには、檀家と言うものがある。
12月になると、一斉にお経をあげてくれの注文がある。
お坊さんは、仕事に走る忙しく走る。
お盆と、師走は稼ぎ時だからね。
一生懸命になるのさ(家人談)
***
私「歳末は、もうその字のとおりだね」
家人「歳末の大売り出しは、くじ引きがついていた」
品物を買って、ガラガラと回るくじを引いた。
まあ、ほとんどが最後の6等だった。
特賞が出ると、鐘をカランカラン鳴らした。
私「商店街がさびれたが、やっているのかなあ」
家人「歳末助け合い運動があった」
私「慈善鍋をさげてあった、それにお金を入れた」
慈善鍋は、別名社会鍋とも言われた。
義援金を受けた。
年を越さない人々の、救済だったようだ。
始まりは、食事が出来ない人たちのために
食べ物を募ったと思うがね、定かでない。
***
私「年の暮れとは、どう言うことだろうか」
家人「日が暮れると同じ、1年が暮れる」
私「そうだね」
家人「御歳暮も、御がくっついた年の暮れ
1年間、お世話になりました、だなあ」
私「うちは、どうした」
家人「数人だけど、もうとっくに済んでるよ」
***
家人「年の瀬は、どうなんだろう」
私「瀬と言うのは、川の流れが激しくて波が立って
いるところだがね」
わからないので、ネットを検索した。
やはり、川の瀬のだった。
昔は、橋も舟もなく、この瀬を歩いて渡った。
流れが速くて、命がけだ。
必死で渡る、危険が迫っている。
昔の庶民は、日給すなわち日銭の稼ぎだった。
天気が悪いと稼ぎがない。
高価なものを買う時に、お金がない。
そこで「ツケ」払いをした。
このツケ払いの集金が、お盆と暮れの年2回。
キッチリ取り立てる。
払えるのは、ごく少数。
なんとか次の、お盆まで繰り越しをねらう。
だから、年末を越すには、命がけだった。
それで、年の瀬になった。
家人「話が長かったね、落語のようだよ」
私「やっぱり、借金はいかんね、後が恐いよ」
無事な、年越しになりますように。
では、また明日。
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