老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

本が、徘徊をする。

おはようございます。

久留米のじじいであります。

 

f:id:noritomi294:20191124150443j:plain

 小ぶりの胡蝶蘭に、出たのは芽でしょうか、根でしょうか。

 

 

この本が手元に来た。

ワシが、買ったものではない。

 

 

 

文字どおり、手元にたどりついた。

 

 

 

娘が、店に忘れ物があると気がついた。

みんなにたずねた。

 

 

 

誰か、心当たりはないか。

いつも来る、あの人の物だろう。

 

 

 

良く来る人の忘れ物のようだ。

その人が来たので、たずねた。

 

 

 

娘「これ、忘れ物でしょう」

客「忘れたけど、帰ってこなくて良い」

 

 

 

娘「捨てたつもりなの」

客「なんというか、置き去りにした」

 

 

 

娘「もう、いらないの」

客「読んでしまった、いらない」

 

 

 

娘「読み終わった本は、どうしているの」

客「すぐに、捨てている」

 

 

 

 

娘「これ、いただいて良いかなあ」

客「もう、あなたのものだ」

 

 

 

 

と言うことで、私の所で保護する

ことになった。

 

 

 

 

今まで、本は借りる、貸す、購入するは

あった。

 

 

 

しかし、保護すると言う、めぐりあわせは

なかった。

 

 

 

娘は、この本のことでワシのことを

思い出したと、そう言った。

 

 

 

ワシは転勤族でねえ、8回家を変わった。

 

 

 

転勤で家を変わる時、ほとんどの本を

処分していた。

そのことを、覚えていたようだ。

 

 

 

当時の転勤での引っ越しは、自己処理だった。

 

 

 

借家を見つけて、トラックを探し

人手も頼む。

これを、自分で処理する。

 

 

 

結構、わずらわしい。

 

 

 

しかし、会社より転勤の規定の資金で

あまりを出すには、努力しないと

捻出できない。

 

 

 

この残金を、家人は期待している。

 

 

 

ボーナスには及ばんが、ちょっとした

余裕のお金。

 

 

 その後は、運ぶものを少なくして

トラックの料金を下げる。

 

 

不用なものはゆずる、捨てる。

 

 

 

今で言う断捨離。

 

 

 

当然、読み終えた本も処分した。

 

 

本類は、かさばるし、重たい.

運送屋さんが一番嫌う。

 

 

 

住居が変わるたびに、この騒ぎだ。

 

 

 

娘はそのたびに、本を処分する。

これを見ていた。

可哀そう保護する。

 

 

 

うん、転勤がない今はどうかって。

本は、増やさない。

 

 

 

本が読みたい時は、図書館を利用する。

これだと、絶対に増えない。

 

 

 

返却を忘れたら増えるがね。

 

 

 

その図書館も、本を読む気力が

少なくなって、お留守にしている。

 

 

 

そうだ、ワシの手元で保護した本は。

「伝達の整理学、外山滋比古

 

 

 

ワシのやっているブログに役に

立ちそうだと思った。

娘はそう言う。

 

 

 

まだ読んでいない。

 

 

 

ボチボチと読んで、読書の気力を作ろう。

 

 

 

読み終わったら、誰かに差し上げよう。

徘徊をする「本」になると思うよ。

 

 

 

あなたの所に来たら、保護して下さいね。

 

 

 

では、また明日。

 

 

 

 ランキングに挑戦中です。

クリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ
にほんブログ村