老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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渋柿は20個あった。

おはようございます。
久留米のじじいであります。
 

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 見事な渋柿、寒くならない気温が心配。
 
 
今朝、コーヒーを飲みながら
家人が、よかったねと話した。
 
 
10月を無事に越した。
月単位で、喜んでいる。
 
 
治る見込みのない病。
終わりが、いつになるのかも
わからない病気。
 
 
季節をかみしめる。
 
 
私「今年は、いつ頃になるかねえ」
家人「干し柿つくりだろう」
 
 
私「温暖化とやらで、年々暖かく
なるからなあ」
 
 
家人「去年は、出来が良くなかったね」
私「渋柿が出回る時期と、寒さが
一致しない」
 
 
家人「むづかしいね、いつぞやは見事に
失敗した」
 
 
私「残念だったなあ、久住山
山小屋を作って、干し柿つくりを
するかねえ」
 
 
家人「馬鹿言ってんじゃあないよ、夢また夢」
 
 
私「出来上がりを、買った方が安上がりか」
結局、とりとめのない話で終わった。
 
 
 
干し柿は、二人ともに大好物なのだが
年々、暖かくなって作りにくい。
 
 
手は、多少ふるえる時があるが、渋柿の
皮むきとなれば、話は別でシャキッとなる。
 
 
皮をむいた柿を、軒先に吊り下げるために
脚立に登るのは、苦手になって来た。
若いときは、どんなに高くても平気だった。
 
 
年は取りたくないが、自分の体の動きを
自分では決められない。
 
 
なにか、もどかしい。
 
 
転がり落ちた時は、家人が下にいて
クッションに、なってくれればと思う。
 
 
あわてて、頭の中のこのことを
打ち消した。
 
 
ブログに何度も書いているように
家人はカンが鋭い。
 
 
下手な考えは、起こさない方が無難だ。
裁判官殿、クッションの件は、却下します。
 
 
 
「隣の客は、良く、柿食う客だ」
早口言葉。
果物が少ない時代に、できたものだと思う。
 
 
「柿が熟すと、医者は青くなる」
これも、病院においそれとは
行かれなかった庶民の、気持ちなのだろう。
 
 
柿は、ビタミンCが豊富。
柿を食べると、身を冷やすと言われていた。
酒飲みの酔い覚ましにと、柿を出した。
 
 
柿の皮は、日に干して乾燥させる。
それを、漬物の中に入れた。
甘みが出ると言っていたが、そうだったのか。
 
 
食べ物が不自由な時代は、果物が貴重品で
無駄のないように使っていた。
 
 
渋柿の渋を抜く方法も、その地域で独特な
方法があった。
 
 
さらに、柿渋は和傘や当時の雨がっぱの
防水に使われていた。
しかし、臭いが独特で嫌だったね。
 
 
柿は、大昔からあったようで万葉集にも
出てくる。
この柿は、渋柿だったと思う。
 
 
それ故に、加工する技術が生まれたと
言える。
 
 
家人「今日、買い物のときに渋柿は
出ていないか、見ておくよ」
私「まだ、早いと思うがね」
 
 
夕方、おしゃべり仲間から電話があった。
 
 
渋柿をもらったから、取りにおいでだそうだ。
家人「すぐに言って来るからね」
あわてて、すっ飛んで行った。
 
 
いただいてきたのは、20個だった。
 
 
朝の会話が、棚からぼたもちで
こんなうまい話に、ありつけるなら
毎朝、願い事を話そう。
 
 
家人「そうは、問屋がおろそない」
 
 
明日は、干し柿つくりで
楽しい一日になる。感謝。
 
 
では、また明日。
 
 
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