老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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優雅なロッキングチェア。

おはようございます。
久留米のじじいであります。
 

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なぜか、アガサクリスティのおばさんが
ロッキングチェアに座って居る。
 
 
イメージとしては、この人がぴったり。
 
 
ロッキングチェアの、座板が割れた。
少し力を入れて、触るとギシギシと
音がする。
 
 
モコの寝返りで、音が出るようである。
当然のことで、モコは敬遠をしている。
 
 
液状の瞬間接着剤だと、割れ目から
しみ込んで、きれいに治ると思うが。
手持ちがない。
 
 
探した。
 
 
ゼリー状の接着剤があった。
接着をした。
効果があった。
 
 
きれいに接着したようだ。
ギシギシの音はしなくなった。
 
 
 
 
モコの毛布を戻しながら
治ったとモコに声かけた。
 
 
猫だからわかりっこない、と思ったが
これも作法である。
 
 
あとは、様子を見ることにした。
振り向くと、もう座っている。
 
 
家人「えーっ、言葉が通じている」
 
 
私「何とか修理をしたい、その気持ちが
通じたんだ」
 
 
作業中に、何度かウロウロしていた。
 
 
 
 
この、ロッキングチェアは
当時、学童見守り隊の、相棒からもらった。
 
 
友「ロッキングチェアは、いらんね」
私「どうした」
 
 
友「息子夫婦が返ってくる」
 
 
嬉しそうに話した。
転勤が決まった。
確か、東京だった。
 
 
部屋が狭くなる、邪魔になる。
私「ありがたい、いただくよ」
 
 
本を読むときに使う。
それが、夢だった。
 
 
家人「夢がかなったね」
 
 
 
 
筑後川の最下流に、大川と言う
家具の町がある。
 
 
この町は、春と秋に家具祭りが
ひらかれる。
 
 
有数の家具作りの町である。
生活用品としての家具が、多いようだ。
 
 
家を建ててしばらくして、本棚と
ロッキングチェアに、あこがれた。
 
 
コナンドイルのシャーロックホームズの家。
 
 
今までに読んだ本の中に、書架と
ロッキングチェアが対になった
イメージがある。
 
 
これに近い雰囲気があれば
上等の読書が出来る。
 
 
 
そんなわけで、ドライブ気分で
家具祭りにでかけた。
 
 
思いのほか、ロッキングチェアは
見当たらない。
 
 
店構えがどっしりとした高級家具店。
おそるおそる入った。
「ありますよ」
 
 
がっちりとした書架とロッキングチェア。
値段を見た。
 
 
「ひえーっ!そんなに高いのか」
尻尾を巻いて帰った。
 
 
家人「畳の部屋には似合わないよ」
私「家ごと作り変えんといかんね」
 
 
暖炉やストーブのある家でないと
様にならない。
 
 
家人「あんたが流行小説家に
なることだねえ」
家人「無理な冗談、休むに似たり」
 
 
 
だが、実際にロッキングチェアを
使ってみると、居眠りには良いが
読書は出来なかった。
 
 
原因は、船酔い。
気分が悪くなった。
 
 
使わないが、部屋の飾りには
なっているだろう。
そのままにしている。
 
 
モコが、気に入っているからね。
 
 
もう、私が座ったら壊れるだろう。
お前も年期が入っているからね。
 
 
そんなわけで、猫のモコが優雅な
生活をしている。
 
では、また明日。
 
 
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