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大根十耕で、ピカピカの肌。

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おはようございます。
久留米のじじいであります。
 
朝食が終わったころに、電話がありました。
私「誰だい、こんなに早くから」
野菜作りを、しているころの友人でした。
 
 
友「元気にしているか」
私「ああ、まあまあ元気だよ」
 
友「大根の種まきだけど、もう一度
教えてくれないか」
私「どうして」
 
友「昨年もその前も、あまり良く出来なかった。
今から、お邪魔して良いかね」
私「いいとも、待ってるよ」
 
 
友達は自宅の横、20坪ほどの畑で
野菜作りをしています。
 
会社を退職後に、野菜作りを始めて
まったくの素人でした。
そのせいもあって、私の畑に良く見に
来ていました。
 
有機肥料で、農薬も使わない。
土を出来るだけいじめない。
生ごみを発酵させて、肥料にする。
 
そこら辺のところが、気に入って
くれたようです。
 
 
友は、やってきて、やってきて玄関の
風船唐綿を、珍しそうに見入っています。
この後、ドライフラワーにして種を取る。
 
友「あのなあ、その種を分けてくれないか」
私「わかった、種が出来たら知らせるよ」
彼の奥さんも、花好きのようです。
 
 
大根の種類と、種まきの時期。
肥料の入れ方。
株と株の距離は60から70センチ。
耕す深さは、30センチ以上。
 
私「大根十耕って、知ってるかい」
友「なんだい、それは」
私「大根を作る畝は、10回も耕して
細かい土にしろ、ということわざだよ」
友「要するに細かく、深く耕せだな」
私「うん、そのとおり、それで大根の肌が
真っ白の、ピカピカになるよ」
 
種をまくところには、肥料を入れない。
うねの中央に溝を切り、肥料を入れる。
私の、やっていた方法を話しました。
 
家人「話は、なんだったのかい」
私「大根の作り方だった、大根十耕のことも話した」
家人「肌がピカピカになる、ことだろう」
私「話が藪蛇になるから、伝えなかったよ」
 
昔のことです。
 
大根は、土を十耕するとピカピカの肌になると
家人に話しました。
家人「あたしの肌も、10種類の化粧品を買えば
ピカピカになるよ」
 
「時すでに遅し」とは、言えませんでした。
 
 
友「あんたの作ったような、旨いものを作りたい」
そう言って帰りました。
 
有機栽培でじっくり作る。
育ちは遅れるが、とても美味しいものが出来る。
自家用だから急がない、じっくり育てる。
 
私「種の粒を揃えることを、話し忘れた
やっぱり年だね」とひとり言。
種の選びは、大事だと思う。
 
種を袋から全部出して、大きいものを選び
粒を揃えます。
大きい種が、じっくり育って大きい大根になる。
 
長いあいだ、野菜を作って覚えたものです。
このことは、電話しておこう。
 
 
ありがたい。
私の習得した、技術を使ってくれます。
野菜作りを続けた、甲斐があります。
 
友達が、さらに美味しいものに、してくれれば
もっと嬉しい。
 
そのように、願っています。
 
子育ても、遅れても良い、じっくり育てる。
そういうことも、必要かなと思いました。
 
では、また明日。
 
 
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