老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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家人、奈良漬け作りを頑張る。

おはようございます。
久留米のじじいであります。

梅雨が明けたら、一転して暑さの地獄。
ちょうど良い、という日はどこに。
 
 
家人「今年は10キロだよ、漬物用のウリが
手に入ったからね、頑張るよ」
 

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奈良漬けは、毎年作っています。
今ごろ自分の家で、奈良漬けを作っているのは
あまりないだろうねと、話しをしています。
 
でも、近年は体力がついて行かない。
 疲れた、腰が痛いとこぼしています。

私が、
元気な時は、手伝っていました。
 
最盛期は、皆さんの要望を断れないので
40キロ漬けた年もあります。
 
これは、さすがに音を上げました。
漬け終わったときに、二人ともダウン。
 
それ以来、減らしています。
今では、10キロで1樽だけになりました。

出来上がりはどうですか?って。
漬物作りは、微生物の活躍次第ですね。
温暖化で、昔みたいに安定しません。
 
去年は、猛暑で発酵が進みすぎて
美味しいものが、出来ませんでした。
 
しかし多少、酸っぱくてもじゅうぶん
食べられました。
自然の力が作るものだからと
納得しましたよ。
 
昔は、二人とも元気でねえ。
 
梅干、ラッキョウ、梅酒、干し柿、高菜漬け
白菜漬け、沢庵、奈良漬けなど。
毎年作っていました。

ある年は、味噌作りやキムチ作りも。
 
そんなに作れば、忙しいでしょうと
言われますが。
これは、季節に合わせて作りますから
さほど、忙しいとは感じませんね。
 
いずれも微生物とやらの、発酵次第で
出来上がりが、決まります。
 
ですから、その時次第で、美味しかったり
まあまあだったり。

その当時は、お宅の出来はどうだったかと
おしゃべりも、騒がしいほどでした。
 
今はどこも、お年寄りになって
作らないようです。
 
若い人が、後を継いでくれれば
良いのですが
食べ物の洋風化とやらで、見向きも
されません。
これも、時代の流れですね。

漬物は、新鮮な材料とその時の発酵に
適した温度で、決まるようです。
 
本当によく出来上がると、店の物より
ずっとおいしいですね。
 
その味が忘れられなくて
毎年作っています。
でももう、この年齢で作れるものは
奈良漬け、干し柿白菜漬け
ぐらいでしょうか。
 
発酵食品は、体に良いと聞いています。
元気を保持して、頑張りたいですね。

このことは、家人が話したことを
まとめました。
 
奈良漬け番外編。

奈良漬けは、なぜ奈良漬けで
しょうか。
奈良地方で、古くから粕漬けを
作っていた。
 
楢漬け。
ドングリを粉にして、アクを抜き
熱湯を注ぎ、体温程に冷まして
発酵させたもの。
 
発酵学で有名な、小泉武夫教授の
「発酵」という本(中公新書)に
書いてありました。

酒粕以前は、これがルーツかなと
思いますが、記述はありません。
 
奈良と言う地名だったから奈良漬け。
もっと、ほかに何かがありそう。
と、思いました。
(奈良地方の方、すみません)
 
発酵した食べ物は、日本の食文化です。
大切にしたいものですね。 
 

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