老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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角打ちの風景。

久留米じいじです。


今日のネットニュースでは、家電量販店で
角打ちが出来る。とあり。


昨日のブログでは、ブログ友の寅爺さんは
晩酌で、焼酎のお湯割りだと言っていた。
(勝手に友達にしたスマン)


2、3日前のテレビでは、角打ちの出来る
酒屋をまわっていた。


懐かしかったね。


この角打ちと言うか、所によっては
立ち飲みと言うが。


このことなら、私はひけは取らない。
超ベテラン。


経験年数だと25年か、いやもっと多い。
自信をもって、話すことができるよ。


(しかし、ご婦人方には、不評だろうと
少しは危惧しているが)


やっぱり、自信をもって話そう。

 

この角打ちの、御常連になるとね。


仕事を終える、酒屋の暖簾をくぐる。


「ただいま」
「お疲れ様」


「おや、今日は残業はないのかい」
「うん、今日は無罪放免だ」


あとは、焼酎がくるのを待っている。


一合入る升の中に、コップが入って
なみなみ一杯の焼酎。


あふれるほど。注いでくれている。
升の中には、こぼれたものがある。


もう1個同じ、グラスのコップと
熱いお湯が入った、小さめのやかん。


肴は、いつものスルメ。


あとは、俺の世界。
やりたいように、お湯割りを作る。


私はね、焼酎を2個のコップに半々と
なるよう、こぼれないよう慎重にそそぐ。


升にこぼれたものも、ありがたくそそぐ。


これは、この店の気っぷの良さだ。
今様に言うと、店のサービス。


まずは、1杯目のお湯割りを作る。


コップに半分入った焼酎に、やかんの
お湯をそそぐ、9分目ぐらい。


出来上がりは、5:5ぐらいだ。


ゆっくり、コップを口に近づける。
お湯で焼酎が温められて、香りが立つ。


うん、この香りだ。
これで、頭の中がゆるやかになる。


一口飲むと、胃袋まで届くのがわかる。


これで、体が解放される。


これが、一番おいしく感じる。


この旨さがわかるまでは、少し
時間がかかった。


ここらは、日本酒の勢力圏で飲み事は
当然お酒で、盃のやりとりだった。


そのお酒が、体質的に合わなかった。
飲むと翌日は、二日酔い。


用心して、少しだけ飲んでも二日酔い。
飲み事の行事が、いやだった。


ある時仕事で熊本に行った。
そこの、同僚と焼酎を飲む。


もちろん、お湯割りでにおいがきつい。
味は、良い。


熊本の人は、お酒が強いね。


返事は、焼酎だからだよ。
二日酔いをしない、飲みすぎてもね。


そういうものかと、聞き流していたが
翌日は、さっぱりしている。


ああ、このことかと思った。
焼酎だったら、体質に合う。


それからは、芋焼酎のお湯割り
専門になった。


時代も、私の味方だった。


鹿児島、宮崎、熊本の焼酎が福岡に
攻め上がってきた。


私にとっては好都合である。
どこの店にも、芋焼酎が置いてある。


飲み仲間も、お湯割り党が増えた。


鹿児島出身の同僚が、見違えるように
元気になった。


彼は、日本酒はつらかったよ、と言った。


当時は、角打ちで飲むことは貧乏人。


このことも、普通に格上げとなってきた。


今は、角打ちと言う飲み方が、オシャレに
なってきた。


しまったなあと思う。時すでに遅しだ。


ドクターストップの身だからね。
くやしいね。


体が治って、芋焼酎のお湯割りが飲める
ことを、夢に見ているよ。


家人「なんだね、酔っ払いのたわ言かね」


私「ノン、焼酎のお湯割りは、オシャレな
飲み物です」

 

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