そうだよ、もう立派な年寄りだから、無理をしないこと。
こんにちは久留米じいじです。東京の東久留米じゃあなかばんも。
立春も過ぎたね。
だからもう春と言えるね。
この春、うちの一番最初に咲いた花はデージ。
年の暮れに、近所の友人から一株もらった。
この一株が、馬鹿に大きい。
どうしたの。
ちょっとね、庭を整理した。
また、何か植えたんでしょう。
いいや、逆なんだよ。
もう、庭の手入れがおっくうになった。
体が動かない。
だから、庭の部分を少なくした。
ほったらかしでいいものだけにするよ。
草取りをする、肥料を入れる、消毒をする、それに
植え替えをするだろう。
もう、体がついてゆけないよ。
家の南側、日当たりの良いところでね。
ひなたぼっこをする。
ポカポカと気分がよくなる。
すると、あれを植えたいなあとか、それを植え替えたいと
考えるさ。
これが、いけないんだよ。
この考えが、いけないんだよ。
頭の中に浮かんだ考えを、このさい抹殺することにした。
そうだよ、もう立派な年寄りだから、無理をしないこと。
その、立派なという言葉はいらないね。
ボケ寸前の老人さ。
せっかちじゃあなくてさ、ゆったりのんびりでゆこうよ。
ああ、そうするよ。
相変わらず、グチっぽい会話だったが、病気とか、病院とか
薬の話しより、少しだけマシな話しだった。
いただいた、大きな一株は5株に分けた。
例によって、花のことは山の神様の管轄だから、植えることは
この神様におまかせをした。
そのデージの白い花が、今咲き始めた。
春を一番最初に、知らせてくれたのは、このデージだった。
大ぶりの株を、わけてくれた友人に感謝。
あなたのところのデージも、きっともうすぐ一番花が 咲きますよ。
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