老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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モコが外泊した、空想カラオケのスイッチを切った。

飼い猫のモコが、外泊して朝帰りだった。


私「お前この時期は、世間の風も冷たくて
寒かっただろう」と問いかける。


モコ「そうでもなかったニャー」ときこえた。


私「うんうん、そうか今年は暖冬だから世間の風も
あまり冷たくなかったか」と、言っていると
家人が割り込んできた。


家人「博多吉本の劇場もできたことだし
モコとコンビを組んで、漫才をやりなよ」と言いながら
台所に行ってしまった。


世間の風の冷たい」という言葉で、さくらと一郎の
デュエットで歌っていた、「昭和枯れすすき」の
メロディーと歌詞を思い出した。


50才いやもっと前か、飲み屋さんの有線放送で
よく流れていた。
声を出さずに、そっと歌う。


最後のほうの、二人は「枯れすすき」の歌詞で
今度は森繫久彌が、枯れすすきと歌っていたような。
彼、独特の語り節。


ああそうだ、たしか「船頭小唄」だ。


またしても、頭の中で 歌う。
最後のフレーズ利根川の「船頭で暮らす」が、今度は
矢切の渡し」に結びついた。


連れて逃げてよ、ついておいでよ。
気持ちよく頭の中で歌っていると。


家人「何を考えているのかい」
私「いやなに、一人で空想カラオケをやっているよ」
家人「あんたの暇遊びには、ついてゆけないよ」


やつは、掃除を始めた、掃除機の騒音が近寄ってくる。


頭の中にある、空想カラオケのスイッチを切った。

 

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