「無駄な努力、休むに似たり」早めにわかって、ようござんした。
昨年は、ジニアの種がないと夫婦二人で騒いだ。
12月になって、ジニアの花が枯れた。
種の存在はわからないが、こぼれ種から苗が
できるのは確認している。
その花の枯れたものを、小刻みにして庭の
あっちこっちにばらまいた。
まあ、数うちゃ当たる式の種まきだよねえ。
一番原始的な方法ともいえるか。
種が見つかった。
ご近所の花壇には、うちにない真っ赤な
色のものがあった。
ここは顔見知りだから「枯れた花をください
この赤を、うちの庭にも増やしたい」と
お願いする。
「ええ、どうぞ」の返事で枯れた花を
2個いただいた。
これもついでに、ばらまこうとほぐして
いると、黒い針状のものが出てきた。
「え、もしかしてこれが種か」
種は、丸いつぶつぶと思い込んでいた。
針状の種だった。
見つからないのは当然だ。
家人に話すと「見つかってよかったね
真っ赤の花が増えるならうれしいね」と言った。
変な花を見つけた。
これも、去年の話。
私「黄色と縞模様が半分、半分の花があったよ
変な花だよね」
家人「遺伝子とやらのせいで、そうなったんです
かねえ」
私「この種を取って、増やすかなあ」
家人「努力して新しい花が生まれたら、名人に
なれるかもよ」と笑う。
種取りをするかなあ。
私「じゃあ、頑張って種取りをするかあ」
家人「ところがどっこい、あの変な花は
しばらくすると、普通の花になってまわりと
見分けがつかなくなるよ」
私「そうかあ、それじゃあ名人になれないなあ」
家人「無駄な努力、休むに似たり、早めに
わかって、ようござんした」
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