種からのアボカド、ほうば焼の葉っぱのようだよ。
お早うございます、久留米からです。
畑の友達が、アボカドを種から育て、観葉植物として
室内に置いているよ、という。
ほう、なんだか面白そうだ。
早速、アボカドを買って来て種を取り出し、中の実は
ぶつ切りにして醤油をかけ、高級品マグロの刺身と
おなじ味を楽しんだよ。
一方、種は良く洗いぬめりをとることが、大切だと友人が
言っていたので、ゴシゴシと丹念に洗った。
小さめの鉢に種を植えて、毎日ながめることにした。
鉢の土に8割がた埋めて、頂部が見えるようにした。
毎日ながめて、乾いていれば水をやる、それを繰り返した。
およそ1ヶ月ほどで、まず、種にひび割れが出来る。
うむ、発芽かと期待したが、数日は変化がない。
だが、ひび割れの幅は、幾分か広くなったようだ。
それから数日後、ひび割れの中に何かいる、ミミズか
いやそれが発芽だった。
種が大きいから芽も太い、その姿はミミズが直立している
ようだ。
この芽は種の中から立ち上がり、上を目指して伸びる。
ただ、天空の一点に、親が待っているかの如く伸びる。
ジャックの豆の木と同じようだ。
観葉植物になってもらおうと、背丈が50センチほど
伸びたところで、摘芯をした。
イメージは、横枝が多く出て葉っぱがこんもりとしている。
ところが、期待に応じてくれない。
幹を切った下の節から、1本だけ芽が出る。
今度は、その芽がどんどん、天空に一点を目指す。
うーん待てよ、アボカドの原産地は、ジャングルや密林の
ようなところではないだろうか。
他の木に負けないように、ただひたすら真っすぐ上に伸びる。
家人に話すと
「けなげじゃないですか、ここでは競争相手がいないでも
手抜きをせずに、一生懸命伸びようとする努力は、孫たちも
そうあって欲しいですね」
と言う。
ほらまた、久留米ばあばの、孫かわいさが出ましたよ。
木の勢いは、生命力を感じる、天井まですぐにも届きそうだ。
現在は、4段目の葉っぱが大きく育ったところである。
1段目は10センチほどの葉っぱ。
2段目は15センチほど。
3段目は20センチほど。
そして4段目は、何と40センチになった。
だいたい、育ち方から面白い、4~5枚の葉っぱ分の芽が出る
それが伸びて葉っぱが出来上がる、しばらくお休み
充分休養したあと、新しい葉っぱの芽が出る。
この繰り返しだ。
今回、4段目の葉っぱは大きいよ。
まるで、ほうば焼の葉っぱの大きさである。
5段目はどうなるのだろう、もっと大きくなるかなあ。
それに比べると、幹は細くて心配するほど、弱く見える。
大丈夫かなあと、声が出るくらいだよ。
家人に話すと
「頭でっかちの、幼子ですよ、大きくなれば幹も大きく
なりますよ」
と言う。
そんなもんかなあ。
幹が細くて葉っぱの重さで、少し歪んでいるのを見ると
ハラハラしている。