トマトに、いくら肥料をやっても、メロンにはならない。
こんにちは、久留米からです。
南向きの畝の脇に、ほとけのざの花と
名前不明の、小さな花を見つけました。
暖かくなるよの、前兆ですかねえ。
名前不明、花の大きさは5ミリほど。
相田みつおのことばに
トマトにねえ
いくら肥料をやったってさ
メロンにはならねんだなあ
というのがありました。
子供に対して期待しすぎることの、警句でしょうか。
きっとそうでしょう。
ところが、私の場合そんなことじゃあないのです。
メロンどころか、ずーっと手前のトマトそのものが
問題なんです。
一人前に、育ってくれないのですよ。
期待する以前のことなんです。
青枯れ病と実割れで、歩留まりが10%以下と
いう状況なんです。
近所の畑で、きれいに熟したトマトを見ると
うらやましくて、くやしくて、ですよ。
「この時期になると、ためいきが増えますね」と
奥さんから冷やかされていますよ。
3~4年前まで、生ごみをEM菌で発酵させて
畑の畝の中央に、溝を掘って入れていました。
発酵と同時に、土と同化する期間を1ヶ月ほどおいて
野菜を作っていました。
今考えると、このことが良かったのでしょう
トマトもナスもピーマンも、ほとんど青枯れ病に
かかったことはありませんでした。
しかし、発酵専用のバケツをはこんだり、深さ
30センチの溝を作ったりの重労働が、難しくなり
普通の肥料を使っての野菜つくりに、変更しました。
その翌年には、すぐに青枯れ病が始まりました。
当時は。発酵生ごみを入れることが、病気の防止に
なっていることが、わかりませんでした。
土ごと発酵で、微生物の働きがわかり始めて
ははーん、青枯れ病は生ごみ発酵の微生物たちが
押さえていたのだと、今になって実感しています。
ですから、今、畑の中を良い微生物たちで
満員にしようと、土ごと発酵を頑張っています。
ああそうだ、こんな言葉もありました。
夢はでっかく、根は深く。