老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

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今日は、終日雨と言いながら、干し柿つくりをする。

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2袋で20個

 

こんにちは、久留米じいじです。

昨日、道の駅から買ってきた、渋柿の袋を開いて取り出す。
今年は、ずいぶんと大きなものが手に入った。
夏の晴れた天気続きが、良かったのだろうか。
 
余り熟したものは良くない、外側が赤くなっても
実は硬い物が丁度良いようだ。
 

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1個1個、残された枝の形を調べる。
枝がT字形に残されていれば、合格だ。
この形でないと、ロープで吊るす事が出来ないので
干すのに困る。
 
時々、数が1個多い袋がある。
決まってこの枝が、T字に出来なかったものが入っている。
 
きっと生産者の方が、サービスとして気持ちを込めたものだと思う。
「吊るすことが出来ないから、干しにくいがなんとかするよ」と
その柿に声をかける。
 
渋柿の皮をむくと、指先が柿渋のために黒くなる。
皮をむくナイフも、数が多いと途中で切れなくなるので、軽く
砥ぎなおして、使っていた。

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左上の1個は熟していて、干したら崩れそうだ。

 
昔は、このむいた平ったいロープ状の皮も、カラカラになるまで
干して漬物の味出し用に漬けこんでいたが、今はもう
そんな仕事はしないだろうと、話しながら皮むき作業を
進めてゆく。
 
裸になった柿は、熱湯にくぐらせる。
石川五右衛門の釜茹での刑だと、いいながら入れる。
 
これをすると、不思議なことに蠅が寄り付かない、見事な効き目だ。
 
外側が乾くと、今までは焼酎を霧吹きで吹きかけていた。
これは、カビ防止のためだけど、この効き目があまり良くなくて
暖かい日が続くとカビが出ていた。
 
干し柿がうまいとわかっているものの、このカビが、年々多くなって
最近は作る熱意が下がっていた。
 

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今回、試してみる5倍酢が良く効くなら、又、意欲が出るよ。
5倍酢を霧吹きでかける。
独特の香りがする。
 
この香りで、カビが出ない、蠅も来ないなら作業の手間も少なくなるし
大満足である。
来年は、釜茹での刑も、焼酎の吹きかけも無くなりますようにと
いいながら、渋柿を吊るした。
 

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昔の話に「柿が赤くなると、医者が青くなる」というのがある。
何故だと思っていた。
秋の果物が体に良いのなら他にもある。
何がそういわせるのだろうか。
 
こちらの地域は、柿の木がある家が多いのは、この薬効のためだろうか。
 
例によりネット徘徊をする。
干し柿は、生の柿よりビタミンA が約5倍、カリウムは3倍、食物繊維
5倍多い、またタンニンが多くてがん予防と、コレステロール
低下するとなっていた。
 
なるほどこれかと思ったよ。
 
昔は砂糖が高級品で、庶民には手が届かなかった時代には、この干し柿
甘みが必要だったから、渋柿の木が多かった。
 
近年になって砂糖が手に入りやすくなって、渋柿の木は接ぎ木により
甘柿の木に化けて行った。
 
昨日のテレビでは、柿狩りの観光農園には、外国の人が多くなった。
柿を目の前で手に取って食べることが、人気になったそうだ。
 
 
今日も、明日も、良い一日でありますように。
 
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