老老夫婦の暮らしは、面白いに決まっちょる。

暮らしのこと,花や庭木,感じたこと,雑文ブログ。

老いは、忍び寄ってくる。

今週のお題は「理想の老後」ですよね。
ああ、ご挨拶より先になりました。
 
改めて。
おはようございます。
久留米のじじいであります。
 

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私「どんな老後を、過ごしたいかってさ」
家人「どんな老後って、もう立派な老後だよ
過ごしかたも、今のままでいいじゃん」
 
ええ、今週のテーマは「どんな老後を過ごしたいか」
なのであります。
家人に、それとなく話を聞いてブログに書けたら。
 
虫のいいやり方ですけどね。
そうは、問屋が卸さない。
そんな簡単に引っかからなかった。
そうゆうことです。
 
そもそも、老後とはなんだろう。
老前、老中、老後と区分が出来ますかねえ。
なんか、聞いたような言葉。
江戸城のお偉いさんたちです。
 
正直にいいますと。
老後なんてものは、なって見んと
わからんのであります。
 
後期高齢者と、お役所から通知が
あったころから、体力が落ちてきました。
まあ、個人差はありますがねえ。
 
家でよく話題にすることがあります。
それは「75才を後期高齢者にしましょう」
と決めた方は、偉い。
 
あんたは、偉い。
 
75才が体の下り坂が始まる、その変換点を
よくぞ見つけたものだと、いつも話しています。
 
あんたは、本当に偉い。
 
 
老いても、まだ若い。
 
私の住んでいる、ここら辺では80才以下は
まだ、若僧と言います。
 
私は、今月9月に79才になりました。
当然、若僧なのであります。
若輩もんですが、よろしゅうお願い申します。
 
家人も、おねどし(同じ歳)です。
来年、お互いに80才になって、老後を考えようと
話しています。
 
あなたは、老いを感じたのはいつでしたか。
 
会社時代、あの若僧がと言った時に初めて
負い目(老い目)を感じたようです。
 
元気なころは、やりたいことから始めていました。
野菜作り、釣り、ドライブや旅行。
そう言う習慣になっていました。
 
その後、気がついたのは、体は動かないのに
考え方が変わらない。
 
野菜作りを止めても、水耕栽培ならできます。
腰を痛めて初めて分かりました。
体が、弱ってしまっている。
 
年を取ってからは、頑張らないことです。
 
家人「やれることから、始めたらどうかね」
私「やりたいことから、は、無理だね
やれることからだな」
 
要するに、体の動く範囲で働き、暮らします。
そのなかで、楽しさを作り上げます。
今はそう考えています。
 
でも、老いというやつは、卑怯なやつですね。
 
いつの間にか、忍び寄ってピッタリと
張り付いていました。
足音もしませんでした。
 
 
毎日が、その日暮らしですが
そう捨てたものでは、ありません。
 
日々、感謝ですね。
 
では、また明日。
 
 
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取り持つ縁、風船唐綿。

おはようございます。
久留米のじじいであります。
 
 
今朝起きて、居間のカーテンと窓を開けて
息を吸い込みました。
うん、少し冷たい。
 
涼しくなるかも、一瞬、そう思いました。
こんな感じは、久しぶりのことであります。
 
お彼岸が近くなり、彼岸花が咲き始めました。
秋に咲く花のスタートは、彼岸花からと
言えますかねえ。
 
空の青さも、ほんの少し深くなったようです。
本当に暑かった夏でした。
 
何度も、涼しくなってくれないと
体がもたないよ。 
誰にお願いして良いかわからないまま
話しかけていました。
 
ふと、午前中散歩に行こう、胸の内で
そう決めました。
 
 
ブログの縁。
先日、団地の花壇で、名前はわかりませんが
小さな可愛い花を、ブログにしました。
(名前がわからないと、ググれません。ヒロシ調で)
 

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ブログ友より「風船唐綿」のコメントがあり、更には
花が咲いています。や
珍しいですねの声を、いただきました。
 

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名前がわかり、風船の形も面白い。
綿帽子が出来る。
 
種からでも、挿し木でも増やせる。
などなど、わかってくるとますます
好きになります。
 
 
物々交換。
なんとかして手に入れたい。
家人「子供のようだね」
 
家のカボスと物々交換。
交渉は、家人。
私の出る幕じゃあない。
 
家人「カボスは喜ばれた、物々交換も成立」
私「ありがとうございます、こういうことは
あなたでないと成功しません、感謝」
 

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玄関に飾り、ドライフラワー作り、種取りの
プランが進行中であります。
 
失敗元々で、挿し木も作りました。
ときおり、進行状態をブログにします。
 

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地元の縁。
歩行演習を兼ねた散歩です。
花壇の花の、お世話をされている方に
声をかけました。
 
「おはよう」
「おはようございます、風船唐綿は
綿帽子が飛び始めましたよ」
 
もうすでに、私が風船唐綿を好きだと
御承知でした。
 
「ほら、ここだよ」
わざわざ、見やすいように枝を押し分けます。
「写真に写します」
「いいとも、ですよ」
 

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少し風がある。
ゆらゆらっとなる。
風が弱くなるのを待つ。
 
「割れそうなものを、持って行くかい」
「もらって良い?」
「どうせ、冬越しのために、刈り込むからね」
 
木の高さ半分までに切って、冬越しをさせる。
「もう、7年目」
「丈夫な木だよ」
 
「ほとんど肥料はやらない、他の花からの
おこぼれが効いているよ」
 
今年は雨が降ったから、周りのこぼれ種から
芽が出ました。
根元の指をさしたところに、3カ所かたまって
芽が出ています。
 

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「育てるなら、あげるよ、いつでも取りにおいで」
嬉しい言葉でした。
綿帽子が出ているものを、4個をいただいて
帰りました。
 
 
我が家の風船唐綿。
我が家の物も、茶色になっていました。
しめしめ、実割れで綿帽子が飛ぶぞ。
 
私「団地の風船唐綿は、綿帽子が出ていたよ」
家人「うちのも、もうすぐだよ」
私「なんだ、知っているのか」
 
家人「そりゃそうですよ、毎日誰が玄関を掃除していると
思っているんだい、私の他に誰もいないよ」
私「はい!そうでした、毎日ご苦労様です」
 
やはり、気がつくのはやつのほうが早い、残念。
胸の内でひとり言。
 
私「綿帽子が飛んでいる、写真を撮りたいね」
家人「そりゃ無理、無理と言うもんだ」
 
私「まぐれというものがあるからね
天が味方してくれる」
家人「大きく出たね、それでも無理」
 
風船唐綿は、ありがたいご縁を作ってくれました。
ブログの皆さん、団地のみなさん。
来年春には、庭で育つようにしたい。
 
もしブログをやっていなかったら、ただ小さな花が
美しかった、で終わっていたと思います。
 
私にとって、最良のご縁になりました。
 
では、また明日。
 
 
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足踏みの脱穀機は、宝物。

おはようございます。
久留米のじじいであります。
 
 
今夜は中秋の名月
ハレルヤ!と歌いますかね。
 
 
足踏みの脱穀機を、ご存知の方はと、いうと
ご年配の方になりそうですね。
 
 
わたしの子供のころ、田んぼの稲刈りが終わり
稲の束を、稲架干(はざぼし)をして乾燥すると
今度は、脱穀と言う仕事をやっていました。
 
 
簡単に言うと、稲からもみというお米の粒を
外す作業です。
その道具が、足踏みの脱穀機なんです。
 
 
足踏みだから、電気や重油による動力が不用です。
 
 
日本も60年ほど前はそうでした。
もっと昔、100年以上の昔のような気が
しますが、そんなに昔ではありません。(余談)
 
 
西日本新聞に「伝統農機具アフガンへ・朝倉の
男性が現地で手ほどき」の記事がありました。
 
 

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このニュースは、ブログに書いた「アフガンの
山田堰と筑後川の山田堰」の話しに
繋がっていました。 

 

noritomi294.hatenablog.jp

 

35kmの幹線水路で、1万6千ヘクタール
60万人の田畑をうるおしました。
 
 
今回は、その田畑で暮らす人たちに活用できる
道具のことです。
 
 
私「脱穀機は、樽の外側に無数の釘が刺さっていた
足で踏むと横にした樽が回る、上に稲束をのせると
粒が外れた」
 
 
家人「覚えているよ、危ないから子供は
近寄るなだった」
 
 
刈り取りが終わった田んぼに、脱穀機をおいて
次々にもみとわら束にわける。
わら束は、所定のところにポイと投げられます。
 
 
家人「それが、小さい山になっていた
稲わらの、香りを今でも覚えているよ」
私「わらの匂いは、忘れないよ」
 
 
アフガニスタンでは、電機やガソリンの
エネルギーは使えません。
 
 
ですから、簡単な道具でしかも人力で動く
もちろん、修理は自分たちで出来るでしょう。
当然、エコロジーです。
 
 
現地の人が、これを商品化します。
60万人の農地で使われます。
 
 
やっぱり、現地の事情が分かっている人達。
山田哲医師とペシャワールの会だと思います。
 
 
アフガニスタンの人たちに、早く行き渡って
少しでも楽な農作業になれば。
 
 
それで、もっと豊かになれば良いなと
思います。
 
 
山田堰に続いて、筑後の先人の知恵が
生かされることも、嬉しいものです。
 
 
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おもてなし、折りたたみの椅子

おはようございます。
久留米のじじいであります。
 
畑のいす。
畑に折りたたみの椅子を、2脚置いていました。
誰かが来て、ゆっくり休んでもらって
たわいもない世間話をします。
 

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立ち話では、あわただしい。
私が年配ですから、まあ来る人もご年配。
 
そんなわけで、畑に行くと、この折りたたみの
椅子を置くのが、一番最初の仕事でした。
 
もう、近所の皆さんは、とっくにこの椅子の
ことは、ご存知でした。
私が畑に出ていなくても、勝手に椅子は出して
お座りになっています。
 
私より先に来て、お待ちになっていられます。
そんなことも、時々ありました。
おかげさまで、椅子を出す労力が省けました。
 
訪れる皆さんは、おなじみさんで時々
差し入れがありました。
飴玉2個、煎餅2枚、栄養ドリンク2本だったり。
ええ、家人と二人分でしょう。
 
特に、旅行に行かれた方は、そこのお菓子を
あげたくて、旅行のことを話したくて、来られました。
まあ、おしゃべりの相手をした、お駄賃ですね。
 
あの、温泉は良かった。
夜の料理は、まあまあだった。
朝のビュッフェは、食べきらんごとあった。
こんな、他愛のない話です。
 
でも、年に数回の温泉行は、皆さんの楽しみです。
ご飯の用意や、布団も敷いてくれる。
これが、一番。
 
お話が、長いときは脇の草を取りながら聞き役です。
小さな、おしゃべりの輪ですね。
 
 
 
ドライブのお供。
思えば、この椅子たちとの付き合いは長いものです。
九重の山にも、大分の海にも連れ行きました。
 
山々の景色の良いところで、椅子を出して一休み。
阿蘇大観峰での景色は、忘れられません。
海では釣竿をスタンドに立てかけ、ゆっくりと眺める。
漁船や遠くにフェリーが見える。
 
雲の流れゆっくりと見れます。
ゆっくり座れる椅子がある。
のんびりくつろいで景色を眺めていられます。
 
今思えば、これで自然と向き合っていたようです。
なつかしい。
この椅子に座って、二人でながめた感動を
話していました。
 
 
 
畑を止めた今。
この折りたたみの椅子は、家に戻ってきました。
出戻り?
 
そんなことが、椅子たちに聞こえたら怒ります。
畑でのお役目が終わったので、ご帰参です。
で、御用がないときは、折りたたんで物置のなかです。
 
なに、ほかに御用があるかって。
それが、あるのです。
立派な、お勤めがあります。
 
家人のお友達が、時折り訪れます。
胸の内のモヤモヤを、話しに来られます。
こんなときに、折りたたみの椅子が活躍します。
 
ザボンの木の下。
 

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小屋の横。
日陰の涼しいところで。
長いお話が続きます。
 
胸の内のモヤモヤは、はきだすと落ち着きます。
これで、椅子たちの御用もおしまい。
 
しかし、もう相当に傷んでいます。
 
家人「もうすぐに、おしまいになるね」
私「時間の問題だ」
 
家人「張り替えてくれるところは、ないかねえ」
私「多分、ないと思うよ、新しく買った方が
安いだろう」
 
家人「そんなもんかねえ、何かかわいそうだよ」
私「もったいないとは、思うがね」
 
まあ、どんな品物でも寿命はある、終わりはきます。
それまでは、ていねいに使おう。
 
何日か前に、100円ショップの前のベンチがあるから
安心で、嬉しいとブログに書きました。
ブログ友のコメントに、どこの店の前にも椅子が
あると嬉しいとありました。
 
町中にたくさんベンチや椅子があると
お年寄りが、元気になります。
 
このことが、きっかけで我が家の
折りたたみの椅子のことを、書きました。
 
椅子やベンチは、人を「おもてなし」しています。
町中の店の前に、あれば良いと考えました。
 
では、また明日。
 
 
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大根十耕で、ピカピカの肌。

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おはようございます。
久留米のじじいであります。
 
朝食が終わったころに、電話がありました。
私「誰だい、こんなに早くから」
野菜作りを、しているころの友人でした。
 
 
友「元気にしているか」
私「ああ、まあまあ元気だよ」
 
友「大根の種まきだけど、もう一度
教えてくれないか」
私「どうして」
 
友「昨年もその前も、あまり良く出来なかった。
今から、お邪魔して良いかね」
私「いいとも、待ってるよ」
 
 
友達は自宅の横、20坪ほどの畑で
野菜作りをしています。
 
会社を退職後に、野菜作りを始めて
まったくの素人でした。
そのせいもあって、私の畑に良く見に
来ていました。
 
有機肥料で、農薬も使わない。
土を出来るだけいじめない。
生ごみを発酵させて、肥料にする。
 
そこら辺のところが、気に入って
くれたようです。
 
 
友は、やってきて、やってきて玄関の
風船唐綿を、珍しそうに見入っています。
この後、ドライフラワーにして種を取る。
 
友「あのなあ、その種を分けてくれないか」
私「わかった、種が出来たら知らせるよ」
彼の奥さんも、花好きのようです。
 
 
大根の種類と、種まきの時期。
肥料の入れ方。
株と株の距離は60から70センチ。
耕す深さは、30センチ以上。
 
私「大根十耕って、知ってるかい」
友「なんだい、それは」
私「大根を作る畝は、10回も耕して
細かい土にしろ、ということわざだよ」
友「要するに細かく、深く耕せだな」
私「うん、そのとおり、それで大根の肌が
真っ白の、ピカピカになるよ」
 
種をまくところには、肥料を入れない。
うねの中央に溝を切り、肥料を入れる。
私の、やっていた方法を話しました。
 
家人「話は、なんだったのかい」
私「大根の作り方だった、大根十耕のことも話した」
家人「肌がピカピカになる、ことだろう」
私「話が藪蛇になるから、伝えなかったよ」
 
昔のことです。
 
大根は、土を十耕するとピカピカの肌になると
家人に話しました。
家人「あたしの肌も、10種類の化粧品を買えば
ピカピカになるよ」
 
「時すでに遅し」とは、言えませんでした。
 
 
友「あんたの作ったような、旨いものを作りたい」
そう言って帰りました。
 
有機栽培でじっくり作る。
育ちは遅れるが、とても美味しいものが出来る。
自家用だから急がない、じっくり育てる。
 
私「種の粒を揃えることを、話し忘れた
やっぱり年だね」とひとり言。
種の選びは、大事だと思う。
 
種を袋から全部出して、大きいものを選び
粒を揃えます。
大きい種が、じっくり育って大きい大根になる。
 
長いあいだ、野菜を作って覚えたものです。
このことは、電話しておこう。
 
 
ありがたい。
私の習得した、技術を使ってくれます。
野菜作りを続けた、甲斐があります。
 
友達が、さらに美味しいものに、してくれれば
もっと嬉しい。
 
そのように、願っています。
 
子育ても、遅れても良い、じっくり育てる。
そういうことも、必要かなと思いました。
 
では、また明日。
 
 
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